
アメリカで海外(中国?)から謎の種子が送りつけられるという事件があり、日本でも同じように身に覚えのない謎の種子が送りつけられた人たちがいて話題になっています。
全米で問題になっているらしい、中国郵政から謎の種が届くというやつ。
これのこと…なのか……?
開けてもーたよ。
どうするよ。アマゾン用に使っている住所に届いたから、確実にアマゾンから情報が漏れた。
なんの種だ?? pic.twitter.com/PTXS6ac3AI— きのこますお🍄 (@KinokoMasuo) July 29, 2020
ある日突然、注文した覚えもない正体不明の謎の種子が自宅に届いているなんて、気味が悪いですよね。
もしも、自宅に謎の種子が届いたらどこに連絡したらいいのかについて、ご紹介します。
また、海外の事案では謎の種子の正体が日本に生息していない猛毒植物の”ジャイアント・ホグウィード”という話題もあり、海外(中国?)から送られてきた種子が原因で日本に自生繁殖すると大変なことになります!
まずは、送られた来た種子の正体を明らかにするためにも、ゴミとして捨てるのではなく、しかるべき機関に連絡を取り、対処方法などを確認しましょう。
では『謎の種子中国から届いたらどこに連絡すればいい?正体は日本にない猛毒植物の可能性もあり!』についてお届けします。
謎の種子中国から届いたらどこに連絡すればいい?
注文をしていない種子が海外から郵送される事例があるようです。外装に植物検疫の合格印のない植物が届いたら、そのままの状態で最寄りの #植物防疫所 へご相談ください。
外装が未開封の場合は、配達後に受取を拒否できますので郵便局にご相談ください。詳細はこちらhttps://t.co/aH9UxlZPjh pic.twitter.com/qyfiiQckhr— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) July 31, 2020
明らかに、海外から送られてきたことが判明した場合は、植物防疫法により、植物防疫所に届出し、検査を受ける義務があります。
また、海外の植物を郵便などで受け取った場合も同様の義務が発生します。
ですので、正体不明の謎の種子を受け取ったら、植物防疫所に連絡しましょう。
国際郵便で植物類を輸入するときの流れ
出典元:植物防疫所公式ホ-ムページ
まずは、送られたきた謎の種子の梱包に植物検疫が実施されているかどうか、「植物検査合格証印」を確認してみましょう!
なければ、すぐに植物防疫所に連絡して下さい。
植物検疫所のお仕事とは?
植物検疫所は農林水産省の所管の機関で、輸出入に伴い植物の病害虫が自国、または海外の国に侵入しないように検査し、その結果により消毒などの必要処置を実施するお仕事です。
植物貿易所で働く人たちは、輸出入という貿易の最前線で、日本国内の植物に被害をもたらす危険な病害虫を水際で防ぎ、日本国内の農業や植物の生態系を守る重要な役割を果たしてくれています。
貿易に関わるお仕事なので、勤務場所は港や空港になります。
お仕事の目的に、輸出入に伴う植物の病害虫の検査、消毒など予防処置とありますが、植物輸入に対する規制は行わないしょうか。
植物の輸入には植物検査に合格したものしか、日本国内に持ち込むことが出来ないので、専門的な知識と技術を持ったスペシャリストが、謎の種子の正体を突き止めて適切に処置してくれるのではないでしょうか。
植物防疫所やお仕事の内容についてもっと詳しく知りたい方は植物防疫所ホームページをご覧下さい!
謎の種子の正体は日本にない猛毒植物の可能性もあり!
ネット上には、海外で届いた謎の種子の正体が猛毒植物の”ジャイアント・ホグウィード”ではないかという記事もあり、SNS上で話題になっています。
もし、日本でも報告されている、謎の種子の正体が猛毒植物なら、なおさら専門機関に届出して、適切な処置をしないと猛毒植物があちこちで自生繁殖してしまう可能性があります。
猛毒植物ジャイアント・ホグウィードとは
日本でも届きだしてる中国からの謎の種、何種類かあるみたいだけど、そのうちの一つは「ジャイアント・ホグウィード」というらしい。樹液に光毒性があって皮膚炎とか目に入ったら失明の危険があるとか。https://t.co/B3YylD5Qsa pic.twitter.com/bE7hXi0IO0
— はた坊 (@fphatabo) July 31, 2020
”ジャイアント・ホグウィード”はネットにある「植物だって相当ヤバい、恐怖の殺人植物ベスト10」で8位にランク付けられる相当ヤバい植物です!!!
何がヤバいって、ちょっと触れただけで、皮膚が炎症して壊死してしまい、毒液がほんのわずか目に入れば失明してしまうそうです。
まさに悪魔のような植物です!
謎の種子の正体が”ジャイアント・ホグウィード”だとしたら、バイオテロならぬ植物テロですね!
ジャイアント・ホグウィードの毒に触れた症状の画像
出典元:https://logmi.jp/business/articles/320220
”ジャイアント・ホグウィード”という猛毒植物について詳しく書いてあるlogmiBiznの記事をによると、毒が触れた皮膚は光と反応して、重度の水ぶくれと火傷に似た症状を引き起こし、後遺症が残るほどの症状がでるようですね。
悪魔の植物の名に相応しい症状で本当に怖いです。
ジャイアント・ホグウィードの種子画像?
もしかしたらもうリプに書いてあるかもしれませんが、中央アジア原産のジャイアントホグウィードの核種子?という話がアメリカのSNSであるそう。
もし自生したら大やけどする人出てくるので大変怖いですね…
でも得たいの知れない荷物なので、どのみち恐怖ですね pic.twitter.com/OiPpSwIGa3— 佐渡 朋/TomoSado/(長谷川)(うさとも) (@t_0123456) July 31, 2020
SNS上には、”ジャイアント・ホグウィード”の種子ではないかという画像がアップされていたのでご紹介します。
何だかそばの実や朝顔の種にも似てますね。
ただし、これが本当に”ジャイアント・ホグウィード”の種子なのか真偽のほどは不明なのでご注意下さい!
ジャイアント・ホグウィードは北海道に自生しているって本当?
悪魔の植物こと”ジャイアント・ホグウィード”ですが、もともとは中央アジアからグルジアやアゼルバイジャンがあるコーカサス地方が原産と言われています。
背丈が2~5m近くまで育ち、大きな独特な花を着けることから、鑑賞用としてヨーロッパや北米に持ち込まれ、アメリカやイギリス、フランスでも自生が確認されています。
では、日本でこの植物は、本当に自生繁殖してないのでしょうか?
夕日とエゾニュウ#エゾニュウ #エゾニュウのある暮らし #蝦夷丹生倶楽部 pic.twitter.com/Y4wdfSLQfM
— 阿部由裕@過疎地で未完成のゲストハウス運営中 (@aveyin20) July 7, 2019
北海道に自生する”エゾニュウ”という植物と”ジャイアント・ホグウィード”がよく似ていているそうですが、現在のところ日本では自生繁殖してないようです。
ちなみ、エゾニュウには毒(強いアクがある)がなく秋田県などでは茎の部分を「ニョウサク」という山菜料理にして食べるそうです。
こんな危険な植物の日本への侵入はなんとしてでも、水際で止めなければなりませんね。
まとめ
今回は『謎の種子中国から届いたらどこに連絡すればいい?正体は日本にない猛毒植物の可能性もあり!』と題してお届けしました。
万が一、海外(中国?)から正体不明の謎の種子が届いたら、ゴミが箱に捨てずに、植物防疫所などのしかるべき機関に連絡を取り、適切に対処して下さい。
安易に捨てることにより、猛毒植物が日本に自生繁殖するリスクもあります。
記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。